お正月の三が日が過ぎるとスーパーの店頭に七草のセットが並びます。
七草粥は、1月7日の朝に正月料理で疲れた胃腸をいたわり、新年の無病息災を願って、七つの野草を入れたおかゆを食べる風習です。
七つの野草は、一般的には春の七草ですが、地域によって異なるそうです。
春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの若菜のことです。
ナズナはペンペングサ、ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、ホトケノザはキク科のコオニタビラコ、スズナはかぶ、スズシロは大根のことです。
春の七草の主なものとして、ナズナ(ペンペングサ)は、タンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミンAを多く含む食材です。
セリは、身体にこもった熱を取り、水分代謝を良くする働きがあり、独特の香りにはストレスの緩和におすすめの食材です。
スズナ(かぶ)は、消化酵素のアミラーゼを多く含み、整腸作用にすぐれ、消化不良や便秘におすすめです。また、上がった気を降ろす作用があり、のぼせ、イライラ、熱を持った腫れ物などにもおすすめの食材です。
スズシロ(大根)は、消化酵素のアミラーゼを多く含み、消化を促進し、胃腸の調子を整えたり、体内の余分な熱を取ったり、肺を潤す作用もあるため、喉の痛みや咳や痰の緩和にもおすすめの食材です。
春の七草には胃腸を整える食材が多く、理にかなった風習ですね。
胃腸の調子を整えるとともに、年の初めに若菜を摘んで自然界から新しい生命力をいただく七草粥。
今年も無病息災を願い七草粥をいただきました!!
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